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観客。

『いばらひめ』 エロール・ル・カイン

エロール・ル・カインの絵は好きだ。
「私が描きたかった絵」に近いものの一つ。その動きや曲線や、デフォルメされたと見えてその実画家にとっては単純な現実である背景など。

komugiko00視点でル・カインと或る点で近い位置にあるのがレオノーラ・キャリントンだが、ル・カインの方が……「まとも」で「大衆的」な分だけ、「こちら側」だ。
キャリントンは画家で、ル・カインはイラストレータ、ということでもあるか。


ル・カインの中でも、『いばらひめ』は好きだ。幻想性と模様性(造語)のバランスが、タイトにできていると思うので。


おはなし自体はおそろしく簡略になっているので、子供への読み聞かせなどには不向き。
話を知っている上で、絵を見て楽しむ本。
もしくは、絵を見ながら勝手な話を作って子供をだますための本。


いばらひめ―グリム童話より

いばらひめ―グリム童話より



だせえ、アマゾン絵ェ出ねえ。
こっち、絵本ナビで。

http://www.ehonnavi.net/author.asp?n=3532