観た!

観客。

犬とネズミ(?)


例の、ロック入門中の友人が、先日久しぶりにやってきた。
その日はロックではなく、歌舞伎のDVDなんぞバックグラウンドにつけていたのだが、彼女がふと、こう言った。
「あの、こないだのすごいヴォーカルの人、なんていうんだっけ。ゲンキ?」
「……ああ、人見元基(ト、字を説明する)」
「それで検索すれば出てくる?」
「出てくるよ。そんなに気に入った?」
「うん」
んなこんなのなりゆきで、歌舞伎の後に、山本恭司のソロライブのDVDをかける。2曲目に入ったあたりで、彼女が言う。
「このドラムの人さ、前に横浜で聞いた人と……」
「ちがう」
「あの横浜の人よかったよね」
「そんなに気に入った?」
「ん」
「聞き比べる?」
というわけで、今度はBOWWOWのライブのDVD。ほんの数小節で彼女はいう。
「やっぱりこの人がいい!」
「お、もうすでにそう思うんだ」
「タイコはすぐにわかるよ。音が違うね、脂肪がついた感じっていうか、重みが」
お気に入りのドラマーは新美俊宏。BOWWOWのオリジナルメンバーであり、友お気に入りのヒトミゲンキのいたVOWWOWでも叩いている。……ってか、トモはじゃあVOWWOWなら理想的なんじゃないか?
んで、この二人のドラマーの違いは、個性&バンド(ライブ)のコンセプトの違いもあるかもねとかテキトーにおしゃべり。いや〜、あの横浜のライブはよかったね、かっこよかったね。うまかったね。爽快感あるよね。バンドの時期的にも充実しているのでは〜云々。


で、突然思い出すkomugiko00。数年前に知人から貴重なDVDをいただいたことを。衛星放送を録画してもらったものなのだが、メインのプログラムの後ろに、イカ天のころの人間椅子の映像を二つ入れてくれていたのだ。初登場のときではないが、名曲「陰獣」「猟奇が町にやってくる」である。
それを言うと、彼女は聴くという。
BOWWOWかっこいいと思ってる直後にこれでいいのかと思いつつ(彼女「椅子はあれでいいけど、やっぱりBOWWOWとくらべると下手だよね(^^;」といっていたので。まあ技術は「好き」と関係ないけど)。
トモには初「動くネズミ男」である。
で、やせたネズミ男については、「ほっぺたはしまってるけどやってることはおんなじ」
たしかにな(^^;
「引き気味のおっさん」と呼んでいたギタリストについては、「かわいい〜〜〜〜!!!」
それも、たしかにな(^^
で、ネズミ男が歌い終わって、トークのところで素の表情になり、素の声で一言しゃべったところで、
「高校生か! ういういしい! さわやか!」
たしかにたしかにな。
太った坊さん好きのトモは、ネズミ男にはまったく違和感ないようである。長髪でちょっとかっこよさげなのは違和感あったようなのに。
そして言った。
「いや〜、BOWWOWもかっこいいけど、人間椅子もやっぱりいいよね。直後に聞いてもぜんぜん見劣りしないよ。それに、初期を聞くのはいいね。本質的な部分が、生な形でわかる。聴けてよかった〜〜〜」
いやあ、そういってもらうと私も嬉しいってか、これをくれた方、ほんとうにありがとう、ですよ。



山本恭司ソロ・コンサート“TIME”~悠久の時を越えて~ [DVD]

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SUPER LIVE 2006~Debut 30th Anniversary~ [DVD]

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遺言状放送 [DVD]

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オフィシャルでいちおうネズミ男の映像が入っているものね。