のだめからそいだもの
のだめの2巻を読んだ。
1巻のときもちょっと思ったのだが、2巻を読んで思ったことがある。
「創る」話は削いであるね。
あの長さの漫画を1クールのドラマにする場合、もちろんいろいろそがなければならない。最後までやらないという手もあるだろうし、エピソードその他削るだろう。1巻がほとんどそのまんまだったのはむしろすごい。
で、その中で、「作曲する」という話を削いである。これは同時に主要キャラクター(のだめと千秋)から「創る」という要素を削ぐことで、よりシンプルに、焦点を絞ることができる。
そういう意味でドラマ作法としては当然だと思う。
また、それによってポピュラリティも出たんじゃないかな。音楽をやらない人間(やる人間にとっても)、作曲するのはまたもう一つ別のステップというか要素であるから、ないほうが理解しやすい。作曲家の話でないのなら、そういう意味でもシンプルがよいのだろうと。
ああ、つまり、共通体験とか、想像しやすい範囲とか、そういう意味で。
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/04/09
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