観た!

観客。

今日のニュース

テレビつけっぱなしで何かやりながら小耳に挟んだニュースのこと。

夕方のニュースだったかな。
中国の話。日本人学校の地理の教科書を、中国が認知している事実と異なる記載があるからとか(ちょっと違う表現だったと思うが、なにしろ小耳なので)いうことで、入国許可しなかったとか。
んとにイマドキの中国は……と思った。
もともとわりと中国好きなのに、ほんとにここんとこそう思っちゃうよね。
「いろんな見方がある」というのが科学的思考の基本じゃん。政治的なことも、「中国はこう言っている」「日本はこう言っている」と並べて提示して考えさせるのがよき教育というものだよ。
だめじゃん中国。若き毛沢東が作りたかったのはこういう国じゃないだろ? と、最近何かにつけて思うことをまた思った。別に毛ファンじゃないけど。
日本はいくらなんでもこれよりはマシだよな。


深夜のニュース。
中国人の映画監督が作った『靖国』というドキュメンタリー映画。4月公開のはずが、自民党の、えーと「伝統と創造の会」をやってる稲田とかいう衆議院議員*1(名前も小耳。映像ちら見したところ表現形は女性)が、「反日的な内容の恐れがある」といって、配給会社に自分達の会向けの試写会を要求したとか。
さすがに配給会社が、一部向けではできないって、全国会議員対象にやったんだって。まあ、それも配給会社の妥協だろうな。やる必要ないもの。おかしいもの。
だめじゃん日本、イマドキの中国レベルだよ自民党の伝統となんとかってゆう会(小耳でも、「伝統」って言葉が入ってたのはたしか)。
「客観性の無い、事実の裏づけの無いことを」とその議員は言ってたけど、そんなことなんであなたが判断するんですか? 国民バカにしてんじゃねえ。
いろいろなものをちゃんと見せてよ。こちとら調べたり考えたりなんたらしたりできるんだからさ。そのていどの教育は国民に施してるんじゃないの?
そう思っていたら、ドキュメンタリー監督の森達也氏がこんなことを言っていた。「ドキュメンタリーは主観的なものです。表現には表現で向かえばいい。政治が介入すべきではない」
そのとおりです。
検閲ではないかという声に、その議員が、「そんなことは思っていなかった」と言ったが、それは政治家として認識不足、もしくは幼稚ということだから、もちろん、検閲「的」意図でやったんでしょう。だって、公開前なんだから。


自民党の、伝統となんとかの会の、稲●●●議員様(うろおぼえでごめんね〜〜)、あなた様はこの映画が気になるのだったら、公開初日に国民と一緒にこの映画を見て、そのうえでものを言えばよかったのですよ。


ところで、国会議員向けの試写会って、いくらだったの?












ま、こういうニュースが流れる分だけ、日本は中国よりましなんです、エッヘン、って思うべき?
あ、それこそ中国の古典で「五十歩百歩」ってゆうのがあるじゃない。うける〜!
アノ話ってさ、「50歩逃げた兵士と100歩逃げた兵士」っていうところが主に伝わってるけど、もともと、王様が孟子(だっけ?)に、「自分は隣の国の王よりいい政治をしている」といったのを、孟子が、「王様の好きな戦争にたとえて説明しましょうね〜」って言って、兵士の話をしたんだよね。だからもともと政治家の話なんだ。
うーん、えらい。昔の、一部の、中国人はえらい。

*1:後日検索したところ、稲田朋美議員 http://www.inada-tomomi.com/