2007-10-05 海老蔵 演劇 少し前のこと。海老蔵が、父であり名跡として格上の団十郎と競演するにあたって、二人で記者会見していた。 記者の一人が、海老蔵が競演についての意気込み的なことを聞いたあと、重ねてこう聞いた。 「受けて立つと?」 海老蔵は少しその記者を見つめ、半笑いで答えた。 「なんで僕が?! 受けて立つのは父のほうでしょう」 チャラい男のようにみえるところもあるが、さすが梨園育ちである。こういう言葉の使い方はちゃんと知っている。