横浜メタル地獄スペシャル〜椅子編

ども〜、komugiko00＠ここんとこ初期サバス（それも最初の３枚）ばかり聴いていたのが、６月２日を境にころっとRAINBOWばかり聴いている、で〜す。←たぶんBOWWOWの変形した影響かと。

しかし、やはり人間椅子もちょっと書かかないとすわりが悪い。

この日は、新曲が聞けた。８月８日発売のアルバムから、１回一曲ずつやっていくそうだが、今回は『どっとはらい』という曲。
重くて和風で、あら、好みのタイプだわ、と思っていたら、そのまま延々と展開部へ。あらあら、慣れ親しんだ椅子サウンド。
最近、新アルバム後のライブでもあえて「予習」をしないでいくkomugiko00としては、１曲ずつやってくれるのはわりとうれしい。最初にライブで聴く、というのが好きな今日この頃。

それにしても、このＭＣのときに言っていた鈴木の新作が、タイトルだけでもう楽しみで。「『肥満天使』と書いてメタボリック・エンジェル」だそうだ。さすがだ。komugiko00、和嶋の言語センスは絶賛するが鈴木はだめと言っていたが、ときどきヒットしてくれる、これがそれ。
で、太っていることを見せるために、墨染めをとり帯を解き前をはだけ……と、会場の一部で、うれしはずかし的ちいさな「きゃ」が。
うーむ。半端な胸毛のあるメタボ腹露出してこんな反応してもらえる４０男はなかなかあるまい。
でも、いつものことだが、褌の前垂れ、真ん中によりすぎじゃないですか？　もっとこうぱりっと……本人が寄せたがってるのか（＾＾；

そのまま『心の火事』『相剋の家』と、新旧の好みの曲が続く。
『心の火事』それ自体がすごく好きというより、アルバム『桜の森の満開の下』の前半の何曲かがカラーがそろっていて、カタマリで認識している感じなのだが。小粒で、ちょっと変わったレトロ風味のシンプルなお菓子が並んでいる……そこから一粒やってもらいました。
打って変わって大曲『相剋の家』。イントロで遊ぶのは昨年同様だが、んー、ちょっとばらけた感じも。まあ、今回はまだまだジャブ。

その後２曲ほどはさんで、『あやかしの鼓』で、狂喜。

そして、あれ？　これでおしまい？　あ、そうか、もう１時間だ……という感じ。
鈴木が早々に脱いだなあと思っていたら。話の流れもあるだろうが、あのタイミング逃すと脱げなかったからか……などとつまらぬことを思いつつ。

この「もう？」の感覚、時間が短かったこともあるだろうが……３バンドのトップだからね。
いつも、単独や、複数バンドの最後のときは、そこで「ライブ」が完結するように、客が昇華して帰れるように（おそらくバンド自身も完結し昇華するように）、構成とプレイと気持ちとを持っていくのだ。
あとにバンドが続く、ライブはここで終わりではない。だから、終わらないようにもっていく。
そういうことでしょ？
それで最後のバンドが、立派に完結させてくれたわけだ。
なので、komugiko00、「この夜のライブ」としてはとても満足。でも椅子ファンとしては終わってない感じに。

ともかくこれが今夏のスタート。
……んー。ある意味、あおられといて不完全燃焼気味なので、８月に新譜が出たら、ライブ待たないで買っちゃうかも……（＾＾；

まあ、この日の残り火はBOWWOWが派手に焼き尽くしてくれたけど。椅子的残り火が別腹（？）でくすぶっているので、それはおいおい燃焼させていただきましょう。

桜の森の満開の下