観た!

観客。

柳沢厚生労働大臣「産む機械」発言について

発言の内容は、、「(女性という)産む機械、装置の数は決まっている。あとは1人頭で(多くの子供を産むように)がんばってもらうしかない」ということらしい。テレビの映像でも見た。
この種のものを「失言」と呼ぶ習慣をやめるべきっすね。だって、「ほんとうにそう思っているから言った」だけだから。以前の石原慎太郎の「三国人」発言もそうだけど。言い方が悪いという批判では本質がうやむやになるだけなので、その考え方そのものについて議論することが建設的だと思う。


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070128i112.htm


で、野党が辞任要求し、安倍ちゃんが守り、女性議員が抗議している、という構図。


komugiko00の思うに。


柳沢クンは、批判されてから、「産業にたとえて話したほうがわかりやすと思いました」といういいわけをし、その後メディアも「女性を機械にたとえて」という書き方をしているけど、ここがまず違うと思う。
「たとえ」たのではなく、柳沢クンが、少子化問題を「産業効率の問題として」とらえているから出た発言である。思考ありきの言語である。
んでkomguko00的には、その把握の仕方が、少子化の現状を理解してないことの表れであり、その意味において柳沢クンは厚生労働大臣に不適格だと思う。
そういう観点で議論してほしいものだ。



そういう意味では、福島瑞穂はじめ「女性議員」たちの女性蔑視だ的論点も、ちょっとちがうなと思ってしまうんだよね。そういう論点で女が騒いだって、男たちが守りに回るだけだし。政治家なんだからもっと構造論でやってよね、と思う。
女性は傷ついた! と、ぜんぶ一からげに言って、自分たちが全女性の代表であるような顔をしている。
いや、傷ついた人もいるだろうし、弱者の代弁をすることは大切だ。ただ……一口に「女性」と言っても、いろんなオンナがいるんじゃん。そこんところの認識が大事なんでしょ、柳沢クンの発言の問題点の一つがそこだったわけで、女性議員の方々がべつの形で同じことしてもらっては……。
そうです。「女性の=人間の多様な生き方」の前提なしにの思考が「同じ機能の機械」の発想のベースにあるわけである、と理解・認識・指摘は大事だと思うのだが。


少子化を「解決すべき問題」と考えるならば、その構造そのものを検証することから始めていただけませんかね、客観的・論理的に。政治家に求められるのはそれでしょ。てか、komugiko00が求めるのはそれです。大臣にも、(女性)議員にも。


まあ……(^^;
komugiko00は少子化の問題がいまいちピンと来ていない、その件にはわりと無関心な国民だったりするんですが……。


何しろ、政治の話題が「雑」の巻に分類されるようなブログですから……。



あ、そうそう、安倍ちゃんの「美しい国」のイメージがどうしても「画一的な国」であることと、「オンナは全員子供を産みやがれ」発言とは、なかなかマッチしてると思うのよ、おほほ。