『剣客商売』
池波正太郎のアレである。shinbashiと前々から何度も話題に出ているもの。
まず、大二郎は、shinbashiが昔の加藤剛があまりにもぴったりで譲れないという。まあ、たしかに大真面目な感じだよな。大二郎は、閑散とした道場で一人で根深汁をすすっているのが似合わなければならない。
んで、小兵衛の方はkomugiko00が、ぜひぜひ藤村俊二にやってもらいたいと思っている。普段小さくて温厚なやせたジイサンで、ここというとき無駄の無い見事な動き。彼しかいないなあ。
藤田まことが今やってるけど、ちょっと重いし、もっともらしいんだよね、もともとコメディアンの癖に。小兵衛はもっと怖いのでもっと軽いのさ。
んで、三冬は、もうちょっととうがたってしまったが、天海佑希。息を呑むほど美しくて、しかもほんとうの件の使い手らし動きがよくなくてはならない。気の強さが決まっていなくてはならない。
寺島しのぶは動きの点ではさすが梨園の人なのだが、顔と風情が地道なので……。まあ結婚してからの三冬なら彼女でもいい。
おはるは、結婚する前の、ばかなふりをしていたころの、すこしふっくらしていた雛形あきこ。
……というのが今までの定番だった。
で、「わかいころの」とかを抜かすと……小兵衛藤村俊二は不動として、大二郎伊藤英明(マッチョになったからね)もありかな。おはるはいっそ、しずちゃんで、とか。
とかとかをまたやっていたときに、二人で「ん?」と思いついた。「それでできるじゃないか」「それでいいな」
つまり、『のだめ』のキャストでやる『剣客商売』である。
小兵衛・竹中直人、大二郎・玉木宏、三冬・上野樹里、おはる・サエコ
まず、小兵衛をやるのに藤村より若いとすれば竹中……ではじまり。玉木の大真面目さがおかしいキャラが大二郎にいいじゃん、体もなにげにでかいし、となり。上野は『エンジン』系の演技で行けば三冬いいんじゃない、背も高いし。サエコはそのまんまである。
……長年の妄想が、それなりに落ち着いた。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/03
- メディア: 文庫
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