観た!

観客。

ランダエタはきれいだった。


打撃:サッカーの小野選手みたいだなあ、やわらかくてきれいにはいる。
防御:調子のいいときの三代目若乃花みたいだ。曙の突っ張りが当たっても当たっても面白いように衝撃を逃がしちゃっていた。



解説者も言っていたが、ガードしていても隙間から入るパンチは、軽くてもきれいだった。



kmugiko00はスポーツ全般あまり興味がない。とくに、勝った負けた誰が贔屓だという盛り上がりに関しては、ひく。
しかし、アスリートはリスペクトするし、ちょっと見るのはきらいじゃない。


拳闘はテレビでめったにやらないが、やればわりと見ている。
会場まで見に行ったのは2回だけ。でも2回目は最高だった。面白い場面・試合もあったし、席が前のほうで、しかもジムに通っている友人が隣に座っていた。
1ラウンド終わる。素人なりに、見ていて感ずるところはある。友人が横で簡単に解説してくれる。自分の中の感ずるところに形(言葉)が与えられて、ああそうか、と思う。


生で見るより前のことだが、その友人とこんな会話をした。
ko「拳闘って、ストイックな感じがする」
友「両手の拳で、上半身の前面を打ち合う、というだけのものだからね」
そうなんだ! それはいろいろな技のある格闘技に比べると、非常にそぎ落とされたスタイルだと思った。


某所で、格闘についてちょっと書いたものを、そういう方面に詳しい友人たちにほめられたことがある。「知らないはずなのに的確」。えへへ(^^ゞ
もし、格闘技についてのkomugiko00の見方にとるところがあったとすれば、それは舞台を見ている見方だったのだと思う。「動き」は見慣れている。絵画などの静止したものでも内包した「動き」に反応する。


スポーツにおける合理的な動き。その種目の特性及びそれぞれの選手の体格・資質・戦法に合わせて磨かれた動き。それがきれいだな、とは思う。


そういう観点からすれば、ランダエタの動きはきれいだった。