観た!

観客。

品川庄司

komugiko00、毎週同じ番組を見続けることを非常に苦手としているが、NHKの「爆笑オンエアバトル」は、ある時期はけっこうせっせと見ていた。
ま、ラーメンズがその主たる機動力であったのだが、ほかの芸人ももちろん見ては楽しんでいた。

そのうちの一組に、品川庄司がいる。
第3回チャンピオン大会だっけ、ルート33の2連覇の前に2位に終わったが、あのころのテンポの早い漫才は大好きだった。

その後ぐらいに、オンバトから姿を消し、バラエティに出始めた。はじめはすわりが悪かったなあ。バラエティでは漫才をしてくれないので、とてもとても残念だった。どうして「売れ」てしまうと芸が見られなくなるのか、ニッポンのテレビジョンはこれでいーのか、とか思った(^^;

それから、バラエティで面白くなってきた。品川はあきらかに頭が切れるので、komugiko00の好きなタイプの芸人である。いいともで爆笑問題太田と同じ曜日になったとき、かぶるだろ、と思ったが、実に上手に太田とのバランスを取ってしまった。巧い。
庄司が、あのハイテンポのツッコミが、実は素でしゃべれないバカで、しかも筋肉オタクにどんどんなっていったあたりは残念だった(shinbashiはバカ好きなので、komugiko00とはちがう楽しみを見つけたようだが、それにしてもハンパだった)。

2005年のM1に二人が出たときは、やはり期待した。何年かぶりに、あの漫才が観られるのでは!!
……最初はそうだった。だが、後半は、バラエティでいつも見せている庄司の筋肉バカ芸になって行ってしまった。
ちがうだろ、品川庄司の「芸」はそれじゃなかったろ。
と、たいへん残念だった。shinbashiは、「逆に、彼らはちゃんとやるなって言われてたかもな。M1は、全国売り出しのステップだから、もう売れてるやつがめだつなって」。まあ、推測、想像であって、そうじゃないかもしれないけどね。

ところが、その後、ここ数日の放送では、庄司のバカキャラが、きちんと作りこまれて面白くなっているではないか。
顔までちょっと絞ってきれいになっている。
バカ好きのshinbashiは、「彼はうまくなったよ!」と大喜びである。

見続けているといろいろ楽しみがあるものである。